6月17日のトレード結果です。
残念ながら今回でデイトレを退場することになりました。
その理由もお伝えしたいとおもいます。
- 前のトレード
- トレード結果
- デイトレを辞めることになりました!
- 将来的に勝てない、昔より勝てないという情報が散見される
- 有名デイトレーダーが現役でない話
- 機関投資家に個人投資家を狩られる
- 短期的な相場では大口に支配される
- 大口デイトレーダーはもはやデイトレーダーではない
- 機関投資家は信用買いを狩って、下がったあとは安く買う
- 現物の長期保有はノーダメージ
- デイトレーダーの勝率が低すぎる
- デイトレーダーが情報を切売りし始める
- AIの発展がやばい
- 働けなくなるリスク、職歴が空っぽ
- 専業投資家の社会的な評価
- トレードは転売と同じ
- 社会的な評価は幸福につながる
- デイトレを辞める
- スウィングに移行
- 最後に
前のトレード
トレード結果
損益 -31209、残り322861円
※なぜか30万を切っていないですが、どこかで計算ミスをしているのかもしれません。ただ間違いなく20万負けているので信用取引ができなくなっているため退場です
最初にデイトレで1万弱を減らしてしまった。この段階ですでに退場は覚悟していました。
なのであえていつもの違う視点でトレードしてみたり、実験的な攻めた取引もしたけどあっという間に残額を溶かしただけでした。
デイトレを辞めることになりました!
デイトレでめでたく20万を溶かした私はデイトレを一旦止めることにしました。
実はいうとやっとやめられて嬉しいとさえ感じています。
理由はあまりに安定して勝てないためです。
私が断片的に感じていたデイトレーダーがいかに不利かという断片的な情報から感じていたことやそのデメリットをお話をしたいと思います。
将来的に勝てない、昔より勝てないという情報が散見される
デイトレをやっていても将来的に勝てなくなることは
明白ということは肌感で感じていました。
正確には勝ってる人もいるので勝ちづらいというのが、本当のところだと思います。
ただ統計的に考えると全体の勝てる母数が減ってるのであれば勝てなくなってるのは事実だと思います。
有名デイトレーダーが現役でない話
テスタさんやヤーマンさん、株之助さんなど様々なデイトレーダーが儲けていたデイトレ黎明期は本当に多くの方が勝っていたという印象です。
その人達の多くが現役でトレードしてないケースが多いです。
テスタさんは切り抜き動画などでも今からならスウィングでトレードするといっていますし、デイトレはもう勝てないですか?という質問にも「やってる人は減りましたね。ってことはもう勝てないんでしょう」と明言されています。
松井証券の講座に出ていた、ヤーマンさん、株之助さんも本業は会社経営者です。
勝ててたはずの人たちですらもうやってないのはもう割にあわないと思ってると考えるのが自然です。
ちなみにヤーマンさんの旧アカが存在していて、こういう動画が投稿されています。
「誰でも勝てない相場になっている」とこの段階で言われています。
機関投資家に個人投資家を狩られる
さきほどのデイトレーダーが儲かっていた当時は勝率が高いかったものの、ときが経つにつれ機関投資家や大口のトレーダーが市場を支配する場所では個人投資家は養分になっていった印象を受けています。
デイトレーダーという市場の儲けを取っている人たちの売上を大口が取れば儲けが増えます。なので機関投資家などはアルゴやAIなど小口を自動で狩るシステムトレード(全自動の投資機能)などを開発し、年々それに狩られる人は増えているのだと思います。
短期的な相場では大口に支配される
あと株価は大口の動きで場が支配されてしまうことがあります。
時価総額が大きな企業なら大丈夫いう説もありますが、一つのきっかけで大きく動くケースもあるのでそれは完全に起きないとは言い切れないのが現状です。
そういう一人の大きな存在に短期的なチャートが支配されると、もはやテクニカル分析なども意味をなしづらくなります。
一人の感情や思惑によって場が支配されてしまう時点で知識や技術を向上してうまくなったとしても板にそういう人物がいるのかいないかで勝つ確率が変わってしまいます。
しかも将来的に大口やAIなどが増えて、そういう人とぶつかりやすくなること考えると自然とモチベーションが下がっていきました。
大口デイトレーダーはもはやデイトレーダーではない
大口でデイトレードで儲けている人はいますが、あの人達は資本の少ない個人投資家と一緒にするのは違うように思います。
なぜかというと完全では難しくとも資本があれば短期的にある程度はその人が意図するようにチャートが動いてしまう可能性があるためです。
例えば、板が1500円の呼び値に大量の売りが入っていて押し戻されるシチュエーションがあったとします。
そこで押し合いをしていると多くの人が株価が下がる思う人も多いですよね?だから空売りを仕掛けます。そして空売りをする人数が溜まってきます。
空売りは最終的に買い戻す必要があるのでもし損切りされれば、株価が上がりますよね?
空売りが大量に溜まった段階で呼び値に大量にある株を買い上げてしまえばその板の上値が途端に軽くなって上に向かいます。
すると空売りをしていたトレーダーは狼狽の買い戻しでさらに株価が上がります。
そこで大口は大量に買った株を徐々に売っていきます。
すると自分が思う方向にチャートが動いたと言えるのではないでしょうか。
実際、こういう呼び値が大きいところを抜いたあとに、途端に勢いがなくなるケースがあったり、私も実際トレードをしていて、異常な買いで板の雰囲気が突然変わることが何度もありました。
正直、動く方向がわかっていれば誰でも儲けられます。なので小額の個人投資家と比較するのはそもそも違うように感じています。
機関投資家は信用買いを狩って、下がったあとは安く買う
あと信用倍率という信用買いしている人がいる比率がわかる指数があるのですが
機関投資家はこれを見て、大きな空売りを仕掛けるそうです。
信用買いをしているということは手元資金が少ない人です。
下手をすると借金になりかねません。
だから少し空売りをすれば簡単に損切りしてくれます。
そしてその損切りが新たな損切りを生むことで株価が下降トレンドなります。
そして割安になった株を下げきったあとに利確して次は買いに回ります。
すると業績が悪くなかった企業が根拠もなく下がったわけですから、自然と上がっていきます。
これで損したのはホールド力が弱い信用買いをしている個人投資家だけです。
さらに言うとデイトレーダーです。
現物の長期保有はノーダメージ
現物で保有している多くは優待や配当目的の長期保有の人が多いので少しの下げで売ることはありません。長期ならこれまでの含み益もあるので精神的に耐えられるのもあるかもしれません。
そして、この人たちは最終的に株価は戻っていくのでノーダメージです。
これを考えると信用倍率を見る理由がよくわかったのではないでしょうか。
現物保有の人ばかりの人に空売りを仕掛けても下がる期待が出来ないため、機関投資家はそういう銘柄は狙いません。
なのでこのような戦略を取られるとデイトレーダーなどの時間軸が短いトレーダーだけが狩られる形となります。
デイトレーダーの勝率が低すぎる
ちなみにデイトレーダーの勝率は10%程度と言われており、それ以外はマイナスということで。
会社経営は3年は60%と言われており、10年は6%程度となります。
この間をとっても5~6年会社を経営できる能力ってすごいことなのは理解できると思うのですが、それぐらいデイトレーダーとして勝つのは難しいことなのだと思います。
デイトレーダーが情報を切売りし始める
今、YouTuberとしてデイトレードの手法を発信してる人が増えてますが
なぜか考えると自然とわかります。
儲かるなら自分がすれば良いのに教えるのは「いずれ勝てなくなる」ということを最前線にいる人たちが理解しているからです。
AIの発展がやばい
今はギリギリ勝てる人もいるかもしれませんが、これからAIで値動き以外のSNSの発信内容、決算書を一瞬で読んでトレードに反映してくる可能性があります。
そうなるとデイトレーダーのような時間軸が短いトレーダーは今より生き残るのは難しくなることは間違いないかもしれません。
本職がエンジニアなのでAIのヤバさは将来人間を無価値にするレベルです。
人間が一日かけてすることを数秒で出来ます。決算書を読むなんてこと一瞬でしてしまう可能性があります。
二次関数的な成長を見せており、私の読みでは今の半導体で計算するレベルだと想像できないようなスピードで物事を推移していくと思います。
それは市場で出回っているようなアルゴやエセAIとは比較にならないと思います。
簡単にいうと全板にテスタさん、もしくはそれ以上の猛者が常時貼り付いていると考えれば自然ではないでしょうか。まさに地獄ですw
働けなくなるリスク、職歴が空っぽ
デイトレードをしているとそれなりに捨てるものも必要です。
板にへばりついてる分、働けなくなりますし、勝っている人ですら一日安定して1万円勝てれば良いという始末。
だったら労働したほうがよっぽど儲かります。
そして労働はインフレと連動するのでインフレ対策にもなります。
アルバイト以外の労働であれば職歴という仕事で培われる能力や社会的価値や評価も得ることができます。
仕事によっては一日一万稼げる仕事なんてゴロゴロあります。
私は幸いITエンジニアだったこともあり、在宅勤務でも個人事業の単価なら一日最低3万程度は稼げるのが当たり前の世界です。
もしそのような仕事についていなくても勉強をしてそのような仕事につくことも不可能ではないですし、それを糸口に起業してその何十倍も稼ぐ可能性もあります。
しかも、これらのことに年金の支払いも含まれますから
将来の年金にも影響が出ますし、なによりも専業投資家の地位は決して地位として良いものではありません。
そういったものを捨ててまでデイトレのような小銭稼ぎをすることにすごく違和感は感じていました。まだ稼げているならまだマシですが、資産減らしてるならすぐ辞めるべきでは?と感じています。
専業投資家の社会的な評価
投資家というのは決して評価される存在ではないと思います。
投資というのは大事ですが、ただお金を出した存在にすぎないので会社でそれを実現した人達の方がよっぽど価値があります。
例えるなら、大谷選手がすごいからと言って、そのご両親もすごいのは重々承知ですが、本人よりも評価されることは絶対にないというのと似ているようにも思います。
ただ金を出したパパママ、たまにお小遣いを上げた親戚ぐらいでは社会的な価値を生み出している労働者や経営者に匹敵するかというとそこまでではないように思います。
トレードは転売と同じ
デイトレードをしていて感じたことは転売ヤーと同じことをしていると感じたことです。安く買って、本当に欲しい人に高く売る。
これを繰り返すことで儲けを出します。なので社会に価値を生み出しているというよりも中抜きをしている業者と変わらないとも感じました。
ただ安くなるリスクを取って、トレーダーも売買しているし、流動性を上げることで売買のリスクを下げる役割もあるので全部が悪だとは思っていません。
転売も悪質なもの以外は経済活動として当たり前のことなので問題ないと思っています。
なので個人のデイトレーダーがいくら稼いでいようと本質的には安く仕入れて売る転売ヤーやせどりなんかと変わらないのでそこまで偉ぶれるような仕事ではないようにも感じました。
だから両方の仕事はどうしても評価されづらい部分もあるのかもしれませんね。
個人的にはそれなりにリスク取ってるから良いと思っていますが、社会的にそういう認識になってしまうのは仕方ないようにも思います。
社会的な評価は幸福につながる
ホモ・サピエンス全史などで触れられていましたが、人間は本質的には社会的な生き物なので別の類人猿達に勝って生き残ることができました。
そのためか他人に認められることで幸福を感じることが多いです。
だからみんなが認めるお金を稼げると自分が評価されたかのように幸福になるのだと思います。
そう考えるとデイトレじゃなくてもそれなりに頑張ってると評価される仕事をして働くことも立派な幸福に繋がります。
そのため、さきほどの社会的な評価を捨ててまでリスクのあるデイトレをする価値があるのかというと少ないと感じました。
お金が有り余ってる人や投資家が社会的な奉仕や寄付をするのは
そういう社会的な評価を得て幸福感を得たいからと考えれば自然に感じられます。
デイトレを辞める
デイトレに費やす時間が無駄になりやすいこと、自身の労働者として人材的な価値を捨ててしまうリスク、社会的な評価が低くなり幸福度が下がるリスクなど専業でデイトレをすることには様々なリスクが起きうることがわかりました。
その上、多くの人にとって自身の資産を増やすよりも減る可能性が高いことを考えると避けるべき選択かもしれません。
ただ人間はやってみないと理解しない生き物だったりするので今回50万円で始めて、信用取引ができない-20万になれば辞めると決めていたのは大きかったように思います。
意外とこの決断ができない人が多く、取り返すためにさらに損を重ねる構造が出来ているように思います。きっとギャンブルと同じ心理ですね。
あと周りを見てても地合いが悪い時に初めて負け続けていたのでやめられたのもあるかもしれません。
昔に大勝ちしてドーパミンが出る楽しさを味わっていたら、また取り返す!とかいってさきほど述べたように明らかに将来性がないのに躍起になっていた可能性があります。
ちなみにYouTubeなどでデイトレーダーの方が多く投稿されてますが、何年かデイトレをしている人の多くは勝ち越していない人が多いです。マイナス数百万~数十万ばかりでもはやYouTuberとしての活動を重視しています。
そして自称勝ってる人はなぜか情報商材を売り始めてます。儲かるなら自分ですれば良いはずなのにそれを切り売りするのは先程お伝えした通りですね。
なのでデイトレしてみたいけどという人は金額を決めて、捨てても良い金額で撤退する前提で取り組むことが大事だと思います。
スウィングに移行
デイトレはやめますが、スウィングトレードという数日から数週間をかけてトレードする手法を今取り組んでいます。
この方法は板に張り付くというよりもチャートやちょっとしたファンダメンタルで取引、すこし長めの時間軸でホールドするので先程の機関投資家の空売りで狼狽売りするケースも減りますし、時間的な拘束を減らせます。
デイトレは一日で建玉を返済しないといけない前提があるので機関や大口は明らかにそれを考えて制御しているような動きも感じたんですよね。だから時間軸を伸ばすとその一過性の戦略が取れなくなるのでその対策になるようにも感じています。
働きながらの場合も、逆指値設定を入れておいたり、落ち着いたところで買いをいれたり、働きながらでも出来るので両立できるのは良さげです。
あと働いているので社会的な評価はもちろん、長期保有銘柄の少しの含み損にも精神的に耐えられそうです。
今のところスウィングの方が増えそうな予感はしているので
ひとまずこっちで結果が出るか試してみようと思います。
最後に
このブログは本当はもっと勝ってる様子を投稿したかったのですが
そんなにあまくないという自分への戒めにもなったブログになりました。
今後ももしかすると他の銘柄や学んだこと、スウィング、長期運用について投稿するかもしれませんが、デイトレについては一旦終わりです。
このブログを見て、デイトレ続けるべきなのかな…と不安に感じてる人の判断材料になればと私が思うデイトレを辞める理由を書いてみました。
参考なれば嬉しいです。
ではまた何か記事にするかもしれないのでその時はよろしくお願いします。